大会長挨拶
第29回日本透析アクセス医学会学術集会・総会
大会長 野口 智永
善仁会グループ 医療法人社団東仁会
吉祥寺あさひ病院 バスキュラーアクセスセンター
謹啓
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別なるご支援とご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
この度第29回日本透析アクセス医学会学術集会・総会を2025年9月13日(土)・14日(日)の2日間に渡り、東京都墨田区両国にあるKFC Hall & Roomsならびに第一ホテル両国にて開催する運びとなりました。
今回の学会テーマは『日日是好日』と致しました。毎日毎日が良い日となるようにという意味です。高齢かつ様々な合併症を抱えておられる透析患者様は、目が覚めた時に今日も生きていたことに感謝しているという台詞をおっしゃる方もおられます。そのような境地におられる患者様が今日も良い日だったと思えるように、私は日々診療を行なってきたので、選んだ言葉です。またこの言葉には日々の善し悪しを一喜一憂することは誤りで、今この時が大切であるという解釈もございます。私は良い意味での刹那主義と理解しておりますが、目の前の問題に全力で取り組みたいという私のポリシーにも重なっております。
さて本学会は年々参加者が増加し、第28回大会では1,700名を超える参加者が集まりました。第29回大会では2,000名の参加者を見込んでおり、透析・バスキュラーアクセス領域における多くの研究発表と活発な討論が行われることによって、透析患者様の毎日が良い日となることに繋がるような学会を目指したいと思います。またこのテーマを達成するためには看護師・臨床工学技士・臨床検査技師などの医療スタッフのみならず、透析機器や治療デバイスを必要とする我々をサポートする企業様のお力添えも不可欠です。是非本学会にご参加いただき、ご一緒に『日日是好日』を実現すべくご協力いただきたく思います。
謹白
2024年11月